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No.1405 - 1454 / 50 件表示


・「別離(Jodaeiye Nader Az Simin)」アスガー・ファルハディ監督、イラン、2011年
 前作「彼女が消えた浜辺」と同様に、舞台劇のような緻密な構成と濃密な心理的サスペンス溢れるアスガー・ファルハディ監督の秀作です。
 本作もテーマといいストーリーといい実に普遍的かつ現代的で、しかも出演している女優が美しくて凛々しいのが印象的です。そのため少なくとも僕に関する限り、前作と本作によってこれまでのイラン映画の印象を大きく変えられてしまいました。
 前作もそうであったように、アスガー・ファルハディ監督は心を逆なでするような心理描写が巧みで、しかも安易な解釈を拒むかのように多くの謎をあえて解決せずに残すので、観終わった後でカタルシスが得られず、何ともやり切れない思いが澱のように心に残ります。
 こういう作品はコアな映画マニアにはお勧めですが、普通のハリウッド映画好きにはお勧めしません。v(^^;)

  http://www.betsuri.com/

 当館の「統計学入門」にポアソン回帰分析の第3節をアップしました。(^o^)/
 これで予定していたポアソン回帰分析の説明は全てアップしました。ポアソン回帰分析は好きな手法ではないので、正直言ってリキがあまり入っていません。(^^ゞ

 当館の「統計学入門」にポアソン回帰分析の第2節をアップしました。(^o^)/
 本当は第1節と第2節を同時にアップしたかったんですが、諸般の事情で第2節が少し遅れてしまいました。2つの節を続けて読むと、ポアソン回帰分析の輪郭が何となくわかると思います。

1451. Re[1450]:[1449]:再びお力をお貸しください(TT) 投稿者:Hamohta 投稿日:2013/05/04(土) 10:06:52
>とものりさん

先生、いつも早いレスポンスを本当にありがとうございます!
元気が出てきましたp(^^)q
頑張って論文に仕上げていきたいと思います(これからが大変)。
 
また経過報告させていただきます!
 
Hamothta 拝
 


>>>Hamohtaさん
>> お久しぶりです!(^o^)/
>>
>>>>症例数に大きな差があることは、問題になるでしょうか?
>>>>メーカーから取り寄せた健常者データは、何と15000症例を超えており、
>>>>当方が用意した患者群の50症例弱とはひどく差があります。
>> 2群の症例数に大きな違いがあっても問題はありません。
>> ただし全体の例数が15050例あっても、患者群の50例が結果を大きく左右します。そのため、結果の信頼性は全体の例数が100例程度の試験と同じくらいになってしまいます。
>> でも100例あれば、結果の信頼性はかなり高いと言って良いと思いますよ。
>>
>>>>修正平均値の差の値自体は、それなりに意味のありそうな値なのですが、
>>>>これでは2群に明らかな差があるとは言えないのでしょうか?
>> 修正平均値の差に医学的な意義があれば、たとえ寄与率は小さくても意義があると言って良いと思います。
>> ただし現在の医学会では検定結果が偏重されていますので、検定結果が有意でないにもかかわらず「明らかな差がある」と結論すると、文句をつけられるでしょうね。
>> 修正群差の検定結果が有意で、修正平均値の差に医学的な意義があれば、「明らかな差がある」と結論しても良いと思います。
>>
>> 以上、参考になれば幸いです。

>Hamohtaさん
 お久しぶりです!(^o^)/

>>症例数に大きな差があることは、問題になるでしょうか?
>>メーカーから取り寄せた健常者データは、何と15000症例を超えており、
>>当方が用意した患者群の50症例弱とはひどく差があります。
 2群の症例数に大きな違いがあっても問題はありません。
 ただし全体の例数が15050例あっても、患者群の50例が結果を大きく左右します。そのため、結果の信頼性は全体の例数が100例程度の試験と同じくらいになってしまいます。
 でも100例あれば、結果の信頼性はかなり高いと言って良いと思いますよ。

>>修正平均値の差の値自体は、それなりに意味のありそうな値なのですが、
>>これでは2群に明らかな差があるとは言えないのでしょうか?
 修正平均値の差に医学的な意義があれば、たとえ寄与率は小さくても意義があると言って良いと思います。
 ただし現在の医学会では検定結果が偏重されていますので、検定結果が有意でないにもかかわらず「明らかな差がある」と結論すると、文句をつけられるでしょうね。
 修正群差の検定結果が有意で、修正平均値の差に医学的な意義があれば、「明らかな差がある」と結論しても良いと思います。

 以上、参考になれば幸いです。

1449. 再びお力をお貸しください(TT) 投稿者:Hamohta 投稿日:2013/05/03(金) 20:59:44
2月12日にこちらで質問させていただいた、脳外科医Hamohtaです。その節は大変ありがたいアドバイスをいただき、心から感謝いたしております。

先日の質問に書かせていただいたように、 
ある検査において、健常者群と患者群で差があるかどうかを引き続き調べています。
メーカーの協力もあり、何とか生データを取り寄せました!
そして、先生のテキストも購入し(^^)、共分散分析について勉強しました。

ここで質問なのですが・・・
症例数に大きな差があることは、問題になるでしょうか?
メーカーから取り寄せた健常者データは、何と15000症例を超えており、
当方が用意した患者群の50症例弱とはひどく差があります。
 
不安になりながらも、こちらのサイトを参考にしながらエクセルで根気よく
ANCOVA tableを作成しました。
それぞれの式の意味はあまり理解できていないのですが、何とか正しく計算
出来たと思います。

2群の回帰直線をグラフとして描いてみると、明らかに差がありそうですし、
交差もしていません。
共通回帰のF値=14401.9と異常に大きく(p=0になります)、
非平行性のF値=0.13942(p=0.708)でした。
共通回帰の寄与率は47%とまぁまぁな感じでした。
 
ところが・・・。
修正群差の寄与率が0.097%になってしまいました。。。

修正平均値の差の値自体は、それなりに意味のありそうな値なのですが、
これでは2群に明らかな差があるとは言えないのでしょうか?
 
症例数は、どんなに頑張って増やしても、焼け石に水ですし。。。。

先に進めなくなってしまい、また先生にすがりに来てしまいました。

一体、何が問題なのでしょうか。
解決方法はありますでしょうか。
ご多忙のところ、本当に申し訳ありませんが、お助けいただければ幸いです。
 
Hamohta拝

 当館の「統計学入門」にポアソン回帰分析の第1節をアップしました。(^o^)/
 ポアソン回帰分析はあまり好きな手法ではありませんが、知り合いの医学研究者から依頼されて解説をアップすることにしました。某科学雑誌のreviwerの中に頑固な人がいて、この手法を用いないと論文をacceptしてくれそうもないが、手法の内容がよくわからないとのことでした。(^^;)
 ポアソン回帰分析は疫学分野で好んで用いられる手法で、ちょうど臨床分野で何でもかんでもロジスティック回帰分析を適用する傾向があるように、疫学分野では何でもかんでもこの手法を適用する傾向があります。
 データ解析屋から見るとどちらも困った傾向ですが、研究分野によって統計手法にも流行り廃りがありますから、手法の本質がもっと理解されるまでは”じっと我慢の子であった…!”p(T_T)

 ちなみに放射線と発がんの関係を調べた「寿命調査(LSS、(財)放射線影響研究所)」でも、この手法が用いられています。データ解析屋としては生存時間解析を用いて欲しいところですが、このデータは放影研疫学部の方が解析されているため致し方のないところかもしれません。(~.~)
 http://www.rerf.or.jp/library/rr_e/rr1104.pdf

>山本直樹先生
>>江戸時代の私達の御先祖様たちは営々と努力して豊かな郷を作りあげたようです。
>>上杉鷹山に学ぶ人間の顔をした改革> - (自治体)三重県プロ職員山路栄一の知的交流広場 より
 「人間の顔をした改革」というのはいい言葉ですね。人間は感情の動物ですから、ベースに思いやりとか人間性がないと、いくら理論的に優れた方策でも効果は薄くなってしまいますよね。
 「学校では習わない江戸時代」(山本博文、新潮文庫)によると、江戸時代の政策は飢饉とか災害(台風・地震・噴火・津波・火事等)が起こるたびに、その対策として色々な政策が行われ、国家として徐々に成熟していったそうです。
 初期の頃は保科正之や池田光政に代表されるように、領主には領民を救う義務があるという「仁政」という理念が中心で、民を救うための資金が足りなくなったら貨幣の改鋳と年貢の増徴で賄うという方式だったそうです。
 それが明暦の大火(1657年)や、宝永の大地震と富士山の大噴火(1707年)などの大災害を経験して、防災を考慮した江戸の町の再整備、災害復興費用を全国の大名から徴収する国役金賦課制度の実施、全国の幕領に災害対策用の囲米をする郷蔵政策といった国家規模の公共事業を行うようになり、近代的な国家らしくなっていったそうです。
 このように民衆の自助努力や互助組織だけでは対応し切れない未曾有の大災害に対して、藩や国家として救済措置を取り、防災事業を計画的に実施するという「公助」の理念が次第に広まっていったそうです。
 この自助・互助・公助の理念を「人間の顔をした改革」として実践した代表格が、上杉鷹山だったのでしょうね。

1446. ワンフレーズポリティクス 投稿者:山本直樹 [URL] 投稿日:2013/04/27(土) 15:15:22
杉本さん、先程はありがとうございました。
江戸時代の私達の御先祖様たちは営々と努力して豊かな郷を作りあげたようです。

上杉鷹山に学ぶ人間の顔をした改革> - (自治体)三重県プロ職員山路栄一の知的交流広場 より

世の中が湿っぽく、経済が思うように発展しないと、人々は、どうしても他人
を責めたり、状況のせいにしたりすることが多い。しかし、鷹山はそれを突破
した。鷹山の藩政改革が成功したのはすべて、「愛」であった。他人へのいた
わり・思いやりであった。藩政改革も、藩民のものと設定し、それを推進する
藩士に、限りない愛情を注いだ。痛みをおぼえなければならない人々への愛
を惜しまなかった。その優しさが、北風と太陽の例ではないが、人々に厚い
心の綿入れを脱がせた。それも自発的にである。綿入れを脱いで、身軽に
なった米沢藩の人々は、士といわず町民といわず農民といわず、鷹山の改革
に協力して勤しんだ。それは改革に協力することが、自らも富むことにつなが
っていたからである。
 そしてそれは、富むだけでなく、他人を愛する心を復活させた。鷹山が甦ら
せたのは、米沢の死んだ山と河と土だけではなかった。かれは、何よりも人間
の心に愛という心を甦らせた。それをのぞいては、どんなに立派な藩政改革も
決して成功はしない。鷹山の治績は、そのことを如実に物語っている。

http://plaza.rakuten.co.jp/prosyokuyamaji/6033/

・「アイリス(Iris)」リチャード・エアー監督、イギリス/アメリカ、2001年
 イギリスの著名な作家&哲学者のアイリス・マードックと、彼女の夫で作家&文芸評論家のジョン・ヘイリーの夫婦愛を描いた作品で、ジョンがアイリスについて書いた本を映画化したものです。
 アルツハイマー病に侵されたアイリスをジョンが献身的に看病し、最後を看取るまでの日々をユーモアとペーソスを交えて淡々と描いています。ジョン役のジム・ブロードベントが実にいい味を出していて、年老いたアイリス役のジュディ・デンチは相変わらず素晴らしい存在感で、若き日のアイリス役のケイト・ウィンスレットは相変わらず脱ぎっぷりがいいです。(^^;)
 自分/カミさんのボケとか死別とかが人事ではなくなった今、こういった映画を見るとやっぱり身につまされるものがありますねぇ。(~.~)
 それにしてもこの作品や「愛、アムール」(ミヒャエル・ハネケ監督、フランス/ドイツ/オーストリア、2012年)のように、妻を献身的に介護する夫の話は感動的な話として称賛されるのに対して、夫を献身的に介護する妻の話は当たり前すぎて称賛されないというのは不公平な気がします。
 知らず知らずのうちに、「妻が夫を介護するのは当然だ」という固定観念に囚われてしまっているのでしょう。この作品と「愛、アムール」を続けざまに観て、大いに反省することしきりの今日この頃です。
 また2つの作品を観比べると、同じテーマを扱っていながら、観終わった時の感情が全く正反対なことに驚かされます。「ピアニスト」もそうでしたが、ミヒャエル・ハネケ監督は救いようがない物語を感傷を一切交えずに冷徹に描くので、観終わると救いようのない気分になって精神的に落ち込んでしまいます。(^^;)
 ちなみに、お気に入りのマンガ「ペコロスの母に会いに行く」(岡野雄一、西日本新聞社)が、TVドラマ化に続いて映画化されることになったようです。このマンガも「息子がボケた母親を介護する」ということで話題になっている作品です。(^_-)

 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3003
 http://www.ai-movie.jp/

>山本直樹先生
>>ボストンマラソン、爆弾事件の犠牲者を悼む演奏会のvideo clipです。米国社会の良心を聴く思いが致します。曲は、ブラームスのドイツレクイエム。
 こういう時は、やっぱりドイツの作曲家のレクイエムが向いていますね。
 ただ過去に自主防災組織を立ち上げた僕としては、四川地方の大地震の詳細をもっと知りたい気がしています。同じアジアで起きた災害で、被害も大きく、しかも日本も同じ脅威に晒されているにもかかわらず、マスコミの扱いはボストン・マラソンの爆破事件よりもはるかに小さいというのが納得できません。
 僕が会員になっている公益法人やNPOが、早急に四川震災被害者救済の寄付金を募ると思いますので、それに協力するつもりです。
 ボストンの人達には申し訳ないですが(^^;)、救いの手をより必要としているのは四川地方の人達だと思うからです。

1443. ドイツレクイエム 投稿者:山本直樹 投稿日:2013/04/22(月) 21:45:23
ボストンマラソン、爆弾事件の犠牲者を悼む演奏会のvideo clipです。米国社会の良心を聴く思いが致します。曲は、ブラームスのドイツレクイエム。
http://webcast.mit.edu/i/institute/2012-2013/2013apr19/


 昨日(4月20日)、名古屋市科学館で行われた科学技術週間記念講演会「エレベーターに乗って宇宙へ行こう!」を聴いてきました。(^o^)/
 宇宙エレベーターまたは軌道エレベーターは、地球の静止衛星と地上とを結ぶエレベーターのことで、ロケットよりも低コストで宇宙に行ける次世代の宇宙進出手段として注目されています。
 宇宙エレベーターのアイデアそのものは、”ロケットの父”コンスタンチン・ツィオルコフスキーが1895年に自著の中で発表していました。しかしエレベーターを支えるケーブルに鋼鉄の100倍以上の強度のものが必要ということから、これまでは夢物語と思われてきました。ところがカーボンナノチューブの発見(NEC筑波研究所・飯島澄男氏、1991年)によって実現可能性が高まり、研究プロジェクトが日本やアメリカなどで実際に始まっています。
 今回の講演会の講師は、その研究プロジェクトのメンバーである(株)大林組技術本部・主任技師の石川洋二氏で、宇宙エレベーターの構想を一般人向けにわかりやすく説明してくれました。
 若かりし頃に傑作SF小説「楽園の泉」(アーサー・C・クラーク、1979年)と「星ぼしに架ける橋」(チャールズ・シェフィールド、1979年)を読んで宇宙エレベーターのアイデアに興味を持った僕としては、実現したら是非とも乗ってみたいもんです。v(^_-)

  http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/attraction/%E5%8B%9F%E9%9B%86%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%28H25%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AB%E4%B9%97%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%86%29.pdf

 昨日(4月18日)、パソコンのキーボードを買い換えました。(^o^)/
 キーボードを10年以上使ってきたせいで、キー上面の文字がかすれて読めなくなってしまったのです。(;_;) 一応、ブラインドタッチはできるものの、かな入力の時に少し打ちづらいので、思い切って新しいキーボードを買うことにしました。
 パソコンで作業する時、作業効率を一番大きく左右するのは人間とのインターフェイス部分、つまりモニターとキーボードとマウスです。そのためパソコンを自作する時は、CPUよりもモニターとキーボードとマウスに予算をかけることにしています。
 これまでのキーボードはOwltechのキーボードで、けっこう気に入ってました。今回はFILCO(ダイヤテック)のメカニカルキーボード(キーごとに独立したスイッチを持つもの、価格1万円前後)に「赤軸」という新機種があったので、それにしてみました。
 「赤軸」というのは、ドイツのZF Electronicsが販売しているCherryブランドのメカニカルキーボードに使われている、赤いスイッチ(軸)を採用した製品のことです。赤軸以外に黒軸、白軸、茶軸、青軸があり、それぞれキーの操作感が違います。
 赤軸を使ったのは今回が初めてですが、タッチが軽くて今のところ使い心地はよさそうです。v(^_-)

>山本直樹先生
>>杉本さんの言われることは予防原則ですね。
 その通りです。('')(..)('')(..)
 PL法とか薬事法は、本来はこの予防原則に基づいて制定されているはずです。でも実際にそれを適用する段になると、残念なことに裁判所はどうしても国や企業寄りになってしまいがちです。(~o~)
 公害や原発について考える時、僕は四日市公害訴訟の原告である野田之一氏の次のような言葉をいつも思い出します。

「日本が敗戦の混乱から高度経済成長に向けて突っ走り、強引に近道をしようとしたために無理が生じた。その無理が産み出したものが公害なのだ。
コンビナートで働く人達も、みんな日本のために良かれと思って必死に働いてきたのだから、コンビナートやそこで働く人達を憎いと思ったことはない。
ただ無理が何をもたらすかを知ってもらい、一度立ち止まって、それについてみんなで考えてもらうために我々は公害裁判を起こした。
コンビナートで働く人達が悪玉で、我々患者が善玉というわけでは決してないのだ」

 この野太くておおらかなヒューマニズムと予防原則が、公害や原発問題を考える鍵だと思います。
 現在の日本なら、企業が公害患者の救済に資金を提供しても、原発を10年間ほど停止してもそれほどひどい状態にはならないでしょう。この際みんなで立ち止まって、科学的な研究を進めると同時に、公害とか原発について冷静かつ客観的にじっくりと考えるべきだと思いますね。

1439. 予防原則 投稿者:山本直樹 投稿日:2013/04/17(水) 11:49:26
杉本さんの言われることは予防原則ですね。今では国際的な基準となっているようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%88%E9%98%B2%E5%8E%9F%E5%89%87
「予防原則(Vorsorgeprinzip)」の語は1970年代からドイツで使われ始めた。「予防措置(precautionary measure)」の語は、国際的には、オゾン層の保護のためのウィーン条約(1985)、モントリオール議定書(1987)などにあらわれている。EUでは1992年のマーストリヒト条約で環境政策上の基本原理として「予防原則(precautionary principle)」の概念が導入されたが、その具体的な定義はされていない。2002年の欧州食品法典(Regulation (EC) 178/2002)では、「公衆衛生上の決定を行う必要があるが当該リスクに関する科学的情報が不完全である場合に危険管理者に与えられたひとつの選択肢」と定義されている。

また、1992年の環境と開発に関する国際連合会議(UNCED)リオデジャネイロ宣言の第15原則には以下のようにまとめられた。

原則15 環境を防御するため各国はその能力に応じて予防的取組を広く講じなければならない。重大あるいは取り返しのつかない損害の恐れがあるところでは、十分な科学的確実性がないことを、環境悪化を防ぐ費用対効果の高い対策を引き伸ばす理由にしてはならない。

>山本直樹先生
>>私達は疫学・統計学に関する基礎知識を持つことが是非必要です。
 津田先生の意見書は、衛藤先生の意見書が疫学の基本的な部分で誤りを犯していることを指摘されていますね。これは非常にもっともなことです。
 公害のデータとか放射線の被害データのように、きちんと計画された臨床試験や臨床研究から得られたデータではない場合、因果関係を明確にするのは非常に困難です。
 「科学的」とは、得られたデータから結論を明確にすることではなく、「得られたデータから結論できる限界を明確にすること」です。そのため公害のデータなどから因果関係について”科学的に”明確な結論を得るのは非常に難しく、どうしても「現時点では明確な因果関係不明」ということになってしまいがちです。
 このような場合は、科学ではなく倫理に基づいた判断を優先すべきです。つまり端的に言えば、「疑わしきは罰する」のか「疑わしきは罰せず」なのかということです。そして現実の社会では、このような判断を迫られることが多いと思います。
 僕は、このような場合は「弱い立場の人の利益を優先する」というのが原則だと思っています。
 国や企業は社会的な立場が強く、資金も豊富に持っていますし、マスコミを利用して自分達に有利なプロパガンダをすることができます。それに対して個人の患者は社会的な立場が弱く、資金もなく、マスコミも利用できません。
 このような場合は、”科学的”よりも”倫理的”を優先して患者側に有利な判断をし、疑わしい患者は全て救うべきであり、その資金を被告企業から徴収すべきだと思います。その意味で、水俣病だけでなく四日市喘息についても、これまでの裁判所の判断には大いに不満です。
 正直に言えば、統計学者ではなくデータ解析屋の僕は、疑わしい患者を救うためなら、非科学的な結論を統計学で理論武装して”科学的”に見せかけることさえ厭わないつもりです。(^^;)

1437. 水俣病 投稿者:山本直樹 投稿日:2013/04/17(水) 08:20:04
私達は疫学・統計学に関する基礎知識を持つことが是非必要です。
http://www.okayama-u.ac.jp/user/envepi/dl/15_20120217.pdf
平成 19年 7月 7日岡山大学大学院環境学研究科・教授津田敏秀
水俣病である蓋然性の示し方について
曝露とその後に生じた症状の両方を揃えている患者でも、なぜすぐに曝露と症状の因果関係が認められないか?その理由は単純で、その曝露以外の要因が曝露しても、その症状が発症する可能性のあることが疑われるからだ。つまり曝露と症状を両方揃えた個人がその曝露以外の要因によって発症した確率(「あれなくてもこれあり」の蓋然性)があるからだ。この「あれなくてもこれあり」の蓋然性を、1から引いた残りの蓋然性(確率)が「あれなければこれなし」の蓋然性である。

>山本直樹先生
>>江戸時代のご先祖は乏しい資源を分かち合いながら当時として世界最高の文明社会を作っていたようです
 イザベラ・バード女史の話は、本で読んだりTVで見たりしたことがありますよ。ある番組の企画で、彼女のお孫さん(だと思いましたが(^^;))が彼女の足跡を辿る旅をしていました。
 イザベラ・バード女史の旅行記を読むと、最初のうちは日本人を野蛮人と思っていたのが、日本人の礼儀正しさや優しさを理解するにつれて、日本人の美徳に感心するようになる過程がよくわかりますね。
 彼女の旅行記や小泉八雲が明治初期の日本人について書いた文章を読むと、何となく面映いような気持ちになる一方、イザベラ・バードや小泉八雲の気持ちがよくわかる自分に複雑な気持ちを抱いてしまいます。
 欧米化した現代の日本人は、心情的には自分達のご先祖様よりも、イザベラ・バードや小泉八雲に近いのかもしれません。

>山本直樹先生
>>日本と台湾の間で漁業協定が結ばれた裏にはこんな知恵があったのですね。
 この漁業協定は、この海域の住民が、国家間の縄張り争いとは別に大昔から行なってきたことを明文化したものですよね。やっぱり、こういった大人の知恵を持った人がいるんですね。
 儲けを独り占めしようとする縄張り荒いや、”国家の威信”といった馬鹿げたメンツにこだわるのはヤクザか子供のやることで、物事を大局的見地から冷静に判断するのが大人の知恵というものでしょう。
 利益を独占したり、戦争を起こして戦争景気で利益を得ても、それは極一部の者が一時的に利益を得るだけで、結局のところは効率が悪いということは歴史が証明してますよね。皆で平和的に協力して、皆で負担と利益を分け合うことが、長い目で見れば一番効率的だということぐらいは、大人なら誰でもわかると思うんですけどねぇ。

1434. 江戸時代 投稿者:山本直樹 投稿日:2013/04/14(日) 11:45:38
明治11(1878)年に、東北地方から北海道、その後関西地方を日本人通訳一人を連れて旅したイギリスの女性旅行家イザベラ・バードは、奈良県の三輪で、3人の車夫から自分たちを伊勢の旅に雇って欲しいと頼まれた。

推薦状も持っていないし、人柄もわからないので断ると、一番年長の男が「私たちもお伊勢参りがしたいのです」と訴えた。この言葉にほだされて、体の弱そうな一人をのぞいて雇おうと言うと、この男は家族が多い上に貧乏だ、自分たちが彼の分まで頑張るからと懇請されて、とうとう3人とも雇うことになった。

「人力車夫が私に対してもおたがいに対しても、親切で礼儀正しいのは、私にとっても不断のよろこびの泉だった」と彼女は書きとどめている。
逝きし世の面影 渡辺京二より
江戸時代のご先祖は乏しい資源を分かち合いながら当時として世界最高の文明社会を作っていたようです

1433. 知恵 投稿者:山本直樹 投稿日:2013/04/14(日) 10:48:53
馬英九総統氏は尖閣を台湾領として主張しているが、合わせて、平和的解決
を主張してきた。

2012年9月7日「東シナ海平和イニシアチブ」推進綱領を発表した。

一、推進のステップ

「東シナ海平和イニシアチブ」の推進は、2段階に分ける。説明は以下の通り:

(一)平和の対話、互恵の協議

 この段階は、平和的な方法で東シナ海の争議を処理することを、より一層
推進拡大し、1つのルートおよび二重のルートによる対話ルートの確立を
推進し、関係各国が東シナ海の主要テーマについて、二国間あるいは多国間の
協議メカニズムを促し、相互信頼と共同利益の強化を図る。

(二)資源を分かち合い、共同で開発

 この段階は、各種の対話と協議の制度化を通して、関係各国による実質的な
協力計画の推進を促し、共同で資源開発のメカニズムを構築し、東シナ海を
範囲とする平和の協力網を形成する。

二、主要テーマ

(一)漁業:二国間と多国間の漁業会談および、その他の漁業協力交流を開き、
漁業協力と管理メカニズムを構築する。

(二)鉱業:台湾北部海域における共同調査測量を推進し、協力して開発
および管理するメカニズムを構築する。

(三)海洋科学研究と海洋環境保護:多国間による東シナ海関連の海洋と
生態研究計画を実行する。

(四)海上の安全と非伝統的安全:二国間および多国間による法律執行機関の
交流および海難救助の協力を推進し、海上安全および海上犯罪取締りの
協力メカニズムを構築する。

(五)東シナ海行動準則:1つのルートおよび二重ルートによる
対話メカニズムの推進を図り、争議を平和的に解決するメカニズムを話し合う。
相互信頼を強化し、関係各国による「東シナ海行動準則」の調印を促す。
日本と台湾の間で漁業協定が結ばれた裏にはこんな知恵があったのですね。杉本さんの言っている通りですね。

 4月11日と12日に、東京で情報機構主催の統計学セミナーをしてきました!(^o^)/

・一番受けた話:「2001年・宇宙の旅」のコンピュータHALは、「IBM」を1文字前にしてもじったもの。v(^_-)
・一番受けなかった話:釣鐘の中には殺された女性の死体が入っていることがある。(横溝正史を知らない世代が増えたのだ(;_;))

 今回は業界人が多かったせいか、

「非劣性検定は、効果のない薬剤を新薬として許可を受けるために薬業界が考えたけしからんトリックなので、撲滅しないとイカン!p('o')」

というやたらとマニアックな話が意外と受けました。(^_-)
 また、

「”科学的”とは、得られたデータに基づいて結論を明確にすることではなく、得られたデータに基づいて結論できる限界を明確にすることである。だから、たかだか数千年分のデータしかない日本列島の地震データに基づいて、数十万年におよぶ日本列島の造山活動の未来を予測し、”原発は絶対安全だ!”などと断言するのは非科学的な妄想である」

という話も意外と受けました。(^_-)

 本日(4月9日)、半年に一度の恒例行事、Linuxのバージョンアップが終わりました。(^o^)/
 今回はデスクトップPCと出張用のノートPCはスムーズにバージョンアップできましたが、バックアップ用デスクトップPCがバージョンアップできずに苦労しました。
 結局、バックアップ用PCのバージョンアップは諦めて、旧バージョンのまま使うことにしました。バックアップ用PCは、大昔の会社勤め時代に使い古しの部品を寄せ集めてでっち上げた自作マシンなので、サポートされなくなったのかもしれません。(~.~)
 Linuxは「フリー(無料!(^_-))・オープンソース・マルチプラットフォーム」と三拍子揃ったOSなので、マニア心を刺激してくれます。ただバージョンアップのたびに、日本語変換ソフトの仕様がコロコロ変わるところが唯一の不満です。何しろバージョンアップのたびに日本語変換ソフトのON/OFFをコントロールするキーが変わってしまうので、やたらと戸惑います。(~o~)
 オープンソースですから日本語変換ソフトを自作することも可能ですが、さすがにそこまでマニアックになるつもりはありません。とりあえず、暫くの間は日本語変換のたびに無意識に[半角/全角]キーを打つクセと格闘することになりそうです。(^^;)

 ここ数日間、何故か当館のアクセス数が急増しました。いつもは20〜30アクセス/日程度のところを、4月1日は何と498アクセスもありました!w('o')w 日にちが日にちだけにエイプリルフールかと思いましたが(^^;)、どうやら本当のことらしいです。
 アクセス記録を調べたところ、何故か「統計学入門」にアクセスが集中しています。どうやら、今、巷で話題の「統計学が最強の学問である」(西内啓、ダイヤモンド社)の影響のようです。数年前、「その数学が戦略を決める」(イアン・エアーズ、文藝春秋)という本が流行った時も、「統計学入門」のアクセス数が一時的に急増したことがあります。
 巷でこういう”新勧本(模範演技をしながらいいところばかりを紹介し、練習の厳しさとか上達の難しさはあえて紹介しない、サークルの新入生勧誘活動のような本(^^;))”が流行ると、一時的に僕の「統計学入門」のアクセスが急増し、あっという間に元に戻る現象が観察されます。
 ”新勧本”やマスコミ人気につられてやってきた人は、統計学のように非常にマニアックで濃いものはやっぱり馴染まないのでしょう。そんなとっつきにくさが、マニア心をくすぐるのですよ。v(^_-)

・「display - tag」山田詩音/福島佑貴/田中翔/綛田隼世/畑尾佐助/加藤さき共同製作、日本、2012年
 金沢美術工芸大学・視覚デザイン専攻の三年生6名によるショートフィルムです。(5分42秒)
 何となくスマホ世代のセンスを感じさせる、洒落た作品です。アイデア勝ちといったところでしょうか。(^_-)

  http://www.youtube.com/watch?v=VuIm6eKQ_H4

・「A LIFE IN A DAY」TARA CABULLO/JOLLY FELICIANO監督、フィリピン、2012年
 実写とアニメを組み合わせた、メルヘンタッチの心温まるショートフィルムです。(8分44秒)
 「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲」(原恵一監督、2001年)の有名なワンシーンを始めとして、よくあるストーリーと手法ですが、センスの良さと子供の愛らしさについついホロリとさせられます。
 アニメファンとショートフィルムファン、そしてアジア映画ファンにお勧めです。(^_-)

  http://www.youtube.com/watch?v=DNc7YTAW5Zg&feature=plcp

・「ものすごくうるさくて ありえないほど近い(EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE)」スティーブン・ダルドリー監督、アメリカ、2011年
 4月2日の世界自閉症啓発デーに関連したイベントの一環として、「ものすごくうるさくて ありえないほど近い(EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE)」の上映会をしていたので観てきました。(^o^)/
 この映画はジョナサン・サフラン・フォアの同名小説をスティーブン・ダルドリー監督が映画化したもので、ミステリーのようにスリリングな感動作です。主催者の話では、主人公の少年がアスペルガー症候群に近いことが暗示されているため、世界自閉症啓発デーに合わせて上映会が行われたとのことです。
 ダルドリー監督は、「めぐりあう時間たち」(2002年)のように大人を主人公にした作品よりも、本作とか「リトル・ダンサー」(2000年)のように少年を主人公にした作品の方がやっぱり巧いですね。
 それから名優マックス・フォン・シドーが、さすがに”ものすごく巧くて、ありえないほどの存在感”でした。(^_-)

  http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/

 太平洋プレートの沈み込みによる造山運動で作られた日本列島が、地震と火山噴火の巣窟であるのは宿命であり、さらにユーラシア大陸の縁にあるということから、台風の通り道になっているのも本当に痛い宿命です。(~o~)
 そんな世界有数の狭くて危険な土地に、1億3千万人という世界一の人口密度で人間が暮らしているのですから、人命を尊重するつもりなら、自然災害に対する備えを最優先した生き方をしなければならないのは当然のことです。
 政府もマスコミも報道しませんが、実は今回の東日本大震災は、地震の規模(M9.0、関東大震災M7.9の13倍、阪神淡路大震災M7.3の50倍)に対して、被害(死者2.1万人、関東大震災の死者10万人、阪神淡路大震災の死者0.6万人)は驚くほど少ないのです。これは東北地方が昔から何度も大地震に襲われ、明治以後だけでも4度も津波に襲われた結果、多くの教訓や言い伝えが残され、地元の人達の防災意識が高かったからです。
 特に岩手県などは、地元の自治会を中心にした自主防災組織が、定期的に防災訓練と防災勉強会を行なってきた結果、死者2.2万人を出した明治三陸地震(1896年)と比較して、今回の東日本大震災は死者の数が3分の1に減ったのです。
 今回の公開講演会では、福和先生の基調講演の前に、名古屋学院大学の学生さん達が東日本大震災ボランティアとして活動した報告をしました。この事自体は、「困った時はお互い様」という日本古来の精神にそった素晴らしいことです。
 でも動機が「困っている人を助けたい」とか、「可哀想だから力になりたい」ということだけに、どのようにすれば人助けができるかとか、このようにして力になることができたという報告ばかりで、あの未曾有の大震災を生き延びた人達から、その知恵と工夫を教えてもらって、未来のための教訓にしたいという視点が、残念なことに少々欠けていた気がします。
 そのためボランティアに参加した学生さん達の中で、自宅や下宿の家具類の転倒・落下防止対策を行っている人や、数日分の食料と飲料水を備蓄している人は、残念ながらほとんどいませんでした。(^^;)
 感情に訴えやすいボランティア活動のことは、マスコミも積極的に取り上げ、実際に参加する人も、活動報告会等に参加する人もけっこう沢山います。しかし自主防災組織の防災活動といった地味な−−しかし本当は大切な−−活動は、マスコミはほとんど取り上げませんし、そういった活動や防災講演会等に参加する人も、残念ながら少数派です。
 また家具類の転倒・落下防止対策の重要性や、緊急時に机の下に隠れることの大切さを報道しておきながら、地震発生時のTV局の様子を見ればわかるとおり、マスコミは家具類の転倒・落下防止対策は全く行なっていませんし、机の下に隠れる人はひとりもいません。(^^;)
 「人の振り見て我が振り直せ」という昔からの格言がありますが、無意識のうちに「自分だけは被害にあわない」と考えがちであり、人の事を我が事として考え、自分の足元を見つめ直し、未来への教訓として活かそうというのは、本当に想像力を必要とする難しいことだと、つくづく感じた公開講演会でした。

 今回の公開講演会「防災・減災と私達の生き方」を聴いて、印象に残ったことを書いておきますね。(^_-)

・東京スカイツリーは元禄関東地震、安政江戸地震、関東大地震で揺れが大きかった隅田川沿いの住宅密集地に建てられていて、そこは昔は湿地帯だった!
(そのため地面からの高さだけでなく、危険度も”世界一高い(^^;)”デジタルタワーでしょう)

・日本に鉄道ができた時、蒸気機関車の煙と音が迷惑なので、高台の住宅地を避けて、人が住んでいない海岸近くの低い土地に線路を引き、駅を作った。そのため現在でも鉄道は低い土地を通り、駅は地盤の悪い土地に建っている。
 ところが現在ではその歴史が忘れ去られ、交通の便が良いからと駅の近くに住宅が密集し、人が集まる繁華街ができている。防災・減災という観点から見ると、これは非常に危険な状態である。
(このような歴史的理由から、日本の鉄道は地震や台風などの自然災害の被害を受けやすい。自然災害による人的被害、物的被害、ダイヤの乱れなども計算に入れれば、おそらく世界有数の”正確で安全な鉄道”とは言えなくなるでしょう。(^^;))

・名古屋の町が清洲越し(1610年)で現在の場所(名古屋台地)に引っ越したのは、清州が水害に弱い土地だったからであり、直接的なきっかけは、1605年の慶長地震による津波被害だった。

・関東大震災で国家予算の4割という莫大な被害を受けた結果、日本は満州に侵略せざるを得なくなり、満州事変を起こして太平洋戦争へと突入していき、最終的には敗戦によって関東大震災の10倍以上の被害を出してしまった。

・江戸末期には出羽・越後・佐渡地震、十勝沖地震、善光寺地震、宮城県沖地震、小田原地震、伊賀上野地震、安政東海・南海地震、豊予海峡地震、陸前地震、安政江戸地震、安政三陸沖地震、伊予安芸地震、飛騨地震といった地震が頻発し、その災害から立ち直ることができずに、江戸幕府が崩壊した。

 大昔から自然災害と戦ってきた日本古来の知恵や技術を”時代遅れ”と切り捨て、地震や津波の被害を受けたことのない欧米の知恵や技術を”先進的”と崇拝して真似をした結果、現在の日本は自然災害に対して非常に弱い国になってしまっています。
 それを象徴する出来事が関東大震災であり、阪神淡路大震災であり、今回の東日本大震災です。この教訓を未来に生かさなければ、僕等は昔の人に顔向けできず、未来の人にも申し訳ないでしょう。
 「備えあれば憂いなし」、「困った時はお互い様」、そして「もったいない」と「足るを知る」という昔からの格言を、あらためて「私達の生き方」の指標にしなければならない気がします。


 情報機構から依頼されて、4月にまた統計学入門セミナーと多変量解析セミナーの講師をすることになりました。(^o^)/
 参加料がやたらと高いのであまりお薦めしませんが(^^;)、もし参加してみたいという奇特な方がいたら、僕に連絡していただければ講師割引ができますよ。(^_-)

  http://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/AA130435.php
  http://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/AA130436.php