Windows95は、拙いながらもUNIXのようなマルチユーザータイプのOSのマネをして、複数のユーザーが1台のマシンを使い分けられるように設計されています。 つまり各ユーザーごとにパスワードを設定し、そのパスワードに合わせてデスクトップ設定やネットワークのパスワードを個別に管理することができるようになっているのです。 この機能を利用しますと、1台のマシンを複数のユーザーが共同で使っている場合でも、各種の設定やパスワードをユーザーごとに個別に設定できますので、ユーザーごとのセキュリティを守ることが可能です。 そのための手順は以下のとおりです。
[オプション]として、
という項目があり、これらの項目にもチェックを入れますと、該当する項目もユーザーごとに個別の設定をすることができるようになります。
お薦めは[デスクトップアイコンとネットワークコンピュータを含める(D)]の方だけチェックを入れ、[[スタート]メニューと[プログラム]グループを含める(S)]の方はチェックを入れないという設定です。 こうしますと、デスクトップアイコンとネットワークコンピュータについてはユーザーごとに個別の設定ができるようになり、[スタート]メニューとその中の[プログラム]グループは全ユーザーに共通となります。
こういったシステム設定の変更を有効にするにはWindowsを再起動する必要がありますので、[システム設定の変更]ダイアログが開いて「再起動しますか?」と尋ねてきます。 しかしここでは再起動せず、[いいえ(N)]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
もし[ネットワークの設定]シートが一番上に表示されていない場合は、[ネットワークの設定]タブをクリックして選択します。
すると、設定の変更を有効にするために[システム設定の変更]ダイアログが開いて[再起動しますか?]と尋ねてきますので、今度は[はい(Y)]ボタンをクリックしてWindowsを再起動します。 ここですぐにWindowsの再起動を実行する代わりに、コントロールパネルを閉じてから[スタート]メニュー中の[Windowsの終了(U)]を選択し、その中の[コンピュータを再起動する(R)]を実行してもかまいません。
この時のユーザー名とパスワードは、Microsoftネットワークにログインする時のユーザー名とパスワードではなく、そのWin95マシンを使用するためのユーザー名とパスワードです。 したがってこれはMicrosoftネットワークにログインする時のものと同じにする必要はありませんが、面倒な方は同じにしてもかまいません。 このパスワードは後から変更することもできますし、両者を同時に管理することもできます。 (その方法については「Windows95パスワードとネットワークパスワードを同じにする方法」を参照してください)
新しいユーザー名で最初にログインした時、そのユーザーの各種設定に関する情報が「\Windows\Profiles\<ユーザー名>」ディレクトリの下に保存されます。 それらの情報を「プロファイル情報」といいます。
こうして一度パスワードを保存しますと、そのパスワードはパスワードキャッシュファイル「\Windows\<ユーザー名>.pwl」に保存され、以後はWindowsにログインするだけでMicrosoftネットワークにも自動的にログインするようになります。
「3.[ユーザー別の設定]」で[デスクトップアイコンとネットワークコンピュータを含める(D)]の方だけチェックを入れ、[[スタート]メニューと[プログラム]グループを含める(S)]の方はチェックを入れないという設定を選択した場合は、次のような設定がお薦めです。
デスクトップにアプリケーションのショートカットを登録するには、エクスプローラまたはマイコンピュータでアプリケーションの実行ファイルを表示し、そのアイコンをマウスでデスクトップにドラッグ&ドロップ(アイコン上でマウスの左ボタンを押し、ボタンを押したままマウスを目的の場所まで移動して、そこでボタンを離すこと)します。 エクスプローラまたはマイコンピュータ上でマウスによってファイルをドラッグ&ドロップする場合、次のような操作が基本です。
単なるドラッグ&ドロップ操作は、原則としてファイルが実行ファイルの場合はショートカット作成、実行ファイル以外のファイルを同一ドライブ内にドロップする場合は移動、別のドライブにドロップする場合はコピーとなります。 これらの操作は、ドラッグ中のマウスカーソルの右下にコピーなら「+」記号が表示され、ショートカット作成なら「右上向き矢印」が表示され、移動なら何も表示されないので区別することができます。
またデスクトップに登録されたショートカットは、実際には「\Windows\Profiles\<ユーザー名>\デスクトップ」というディレクトリの下に、プロファイル情報のひとつとして作成されます。 このため、逆にこのディレクトリに直接ショートカットを作成しますと、それがデスクトップに表示されます。
それには、エクスプローラまたはマイコンピュータで一般用アプリケーションの実行ファイルを表示し、そのアイコンを「\Windows\スタート メニュー\プログラム」ディレクトリにドラッグ&ドロップします。
以上のような設定にしますと、デスクトップからは自分専用のアプリケーションを起動することができ、[スタート]メニュー中の[プログラム(P)]メニューからは一般用のアプリケーションを起動することができます。 この場合、デスクトップに登録したアプリケーションはユーザーに固有ですから、別のユーザーがそのWin95にログインした場合はデスクトップに表示されません。 一方、[スタート]メニュー中の[プログラム(P)]メニューに登録したアプリケーションは全ユーザーに共通ですから、そのWin95にログインしたユーザーなら誰でも利用できます。
ちなみに、[ユーザー別の設定]で[すべてのユーザーが同じデスクトップ設定を使う(U)]の方を選択した場合、または[デスクトップアイコンとネットワークコンピュータを含める(D)]にチェックを入れなかった場合は、デスクトップ上に登録したショートカットは「\Windows\デスクトップ」ディレクトリ中に作成され、これは全ユーザーに共通となります。
[デスクトップアイコンとネットワークコンピュータを含める(D)]にチェックを入れた場合、この「\Windows\デスクトップ」ディレクトリは、そのWin95に新しいユーザーがログインした場合の省略時デスクトップ設定として利用され、「\Windows\Profiles\<新規ユーザー名>\デスクトップ」ディレクトリにコピーされます。 したがって使用頻度が高く、できれば全ユーザーのデスクトップに登録しておきたいショートカットをこの「\Windows\デスクトップ」ディレクトリに作成しておきますと、新規ユーザーが増えるたびにデスクトップに同じショートカットを登録する必要がなくて便利です。